
七尾湾に浮かぶ能登島に位置する「のとじま水族館」
本島から能登島へ渡り、20分程能登島内を走ると「のとじま水族館」があります。決して新しい水族館ではありませんが、長きにわたって、地元民だけではなく、遠方から多くの方も足を運んでくるこの水族館には、数えきれないほどの魅力があります。また全国でも貴重な動物もいる大変見所が多い水族館です。能登半島地震後しばらく休館していましたが、2024年7月からすこしづつ営業を再開しています。他県に避難していた生き物たちもふるさとであるのとじま水族館へと帰りつつあります。
イベント(いるかショーやペンギンの散歩などなど)は休止しているものが多いですが、その他は徐々に見学が可能となっています。ゆっくりとした海の世界をお楽しみください。
大きな姿と迫力に魅了される「ジンベエザメ館 青の世界」

ジンベエザメは、実は能登半島近海を回遊しています。そのためのとじま水族館では、地元の海からジンベエザメが来てくれています。大きくなり水槽が手狭になると、また海へと帰されます。そしてまた新しい仲間が水族館へとやってくるんです。
定期的に新しい仲間がのとじま水族館へやってくるため、名前の募集などのイベントも開催されています。
のとじま水族館へやってきてくれたジンベエザメは、「ジンベエザメ館 青の世界」にやってきます。この水槽はとても大きく、水量1,600トンの日本海側最大級の水槽です。この水槽の中には、日本海側初の展示となるジンベエザメ以外にも多数の生物が気持ちよさそうに泳いでいますよ。「ジンベエザメ館 青の世界」に足を踏み入れると、間近で見ることができる大型水槽がすぐにあります。スロープをゆっくり下りていくと、様々な形をしたガラス窓が設置してあるので、そこから大型水槽内にいる生き物を楽しむことができます。こちらは水槽の一番下まで緩やかなスロープになっているので、ベビーカーや車いすでも押しながらゆっくり観覧することができます。
日本海側唯一のプロジェクションマッピングが楽しめる「のと海遊回廊」

のとじま水族館オープンから36年が経ち、老朽化した本館の回遊水槽が日本海側唯一のプロジェクションマッピングが楽しめる「のと海遊回廊」としてリニューアルされました。足元には、ジンベエザメや亀やイルカが実際に泳いでいるようにプロジェクションマッピングで映し出されます。この場所は大人だけではなく、小さい子ども達も大喜びのスポットです。映し出される生き物たちを追いかけながら走り回っています。

さらに少し進むと、インスタ映え間違いなしの美しい水槽があります。ここは美しいだけではなく、水槽内にある椅子に座り、水流に向かって座ると、普段はなかなか見ることができない真正面に向かって泳いでくる魚たちの姿をみることができます。普段魚の泳いでいる横顔を見ることはあっても、真正面から泳いでくる魚の顔をみることはあまりないため、とても貴重なスポットでもあります。
カラフルなライトに照らされてインスタ映えの「クラゲの光アート」

クラゲが入った水槽に美しい光が映し出されると、なんとも幻想的な姿をみることができます。 女の子が、色が変わる度に不思議そうに自分の手を見ながら、映し出されるライティングを楽しんでいました。「クラゲの光アート」は大人にも人気のインスタ映えスポットとなっています。
ドキドキするくらい迫ってくる「アザラシ万華鏡」

アザラシが外部に突き出た円柱水槽向かって泳いできます。上手に水槽にぶつからずUターンしていくのですが、あまりに目の前までアザラシがやってくるのでぶつかってしまうかもとドキドキしてしまいます。アザラシは、とても人懐っこい性格のようで、水槽の中からこちらを見ているのようにも感じられますよ。
友人と、恋人と、そして家族と、みんなで楽しめる来て!見て!触れる!インスタ映え満載の体験型水族館 「のとじま水族館」。ぜひ遊びに行ってみてくださいね。
本情報は2024年11月19日現在です。